エクレアは19世紀初めに活躍した、フランスのシェフ・パティシエ「アントワーヌ・カレーム」が考案しました。 エクレアの名前の由来は、焼いた表面に出来た割れ目が稲妻に似ていることから、フランス語で「雷・稲妻」の意を持つエクレアになったと言う説の他、様々な説があります。
シュー生地
チョコレートクリーム
始めにシュー生地を作る。 薄力粉とココアパウダーを合わせ、2回ふるう。
バターを室温に戻し、オーブンを190℃に温めておく。
鍋に牛乳・バター・塩・グラニュー糖を入れて火にかけ沸騰させて、火からおろす。この時、バターは沸騰する前に完全に溶けているようにする。
3に1を一気に加えてヘラで素早く全体を混ぜ、生地がまとまったら再び火にかけ、水分を飛ばす。鍋底に膜ができるようになったら、火からおろす。
4をボウルに移し、溶き卵を少しずつ混ぜていく。その際、生地がヘラから落ちる時に、三角形になってたれるようになるのを目安にし、卵の量は調節する。
5を直径14mmの口金をつけた絞り出し袋に詰め、オーブンシートを敷いた天板の上に12cm長さの棒状に絞り、溶き卵(分量外)をぬって、あられ糖をふる。
あらかじめ温めておいた190℃のオーブンで20分焼き、網にのせて冷ます。
次にクリームを作る。 チョコレートは粗く削る。厚手の鍋に牛乳を入れて火にかけ、沸騰直前に火を止める。
ボウルに卵黄・グラニュー糖を入れてホイッパーで白っぽくなるまで混ぜ、コーンスターチを加え、さらに混ぜる。
9に8の牛乳を少量入れてなじませたら、ボウルの中身を牛乳の入っている鍋の中に戻す。
10を再び火にかけ、ヘラで混ぜながら沸騰させる。沸騰したら、火からおろして8で粗く削ったチョコレートを加え、混ぜ溶かす。
11をバットなどに移し、空気に触れさせないように表面にラップをし、冷やす。
7のシューの、上から1/4のところを波歯ナイフで切り、上側のふたになる部分を切りとる。
12のチョコカスタードクリームを丸口金をつけた絞り袋に詰め、13のシュー生地の下側に絞り出して、その上にフランボワーズを並べ、上側のふたをのせる。
あらかじめ、全ての材料の計量を済ませておきましょう。通常エクレアの上側にぬってあるフォンダンは少し甘すぎるため、今回は使用していません。代わりに、クリームなしのシュー菓子「シューケット」で利用する「あられ糖」をふって焼き上げ、甘さを抑えました。