春餅は中国・北京の代表料理の一つです。小麦粉を練って形作り焼いたものを餅(ピン)と言い、薄く焼いておかずを包む料理です。元々は春に食べられる料理でしたが、現在は一年を通して食べられています。牛乳で練った皮はほんのり甘くやさしい味で、カルシウム・タンパク質・ビタミンを補います。
皮
具1
たれ
具2
千切り野菜
たれを作る。 小さな耐熱容器に赤みそ・砂糖・ごま油・水を入れて混ぜ合わせ、ラップをして500wのレンジで1分間加熱し、甘みそを作る。
鴨肉にしょうが汁をまぶし、塩をして両面色良く焼き上げ、皿に取ってアルミ箔をかぶせて5分ほど休ませたら、5mmの厚さに切って皿に盛る。
皮を作る。ふるった薄力粉をボウルに入れて中央にくぼみをつけ、沸騰直前まで温めた牛乳とごま油を一度に加え、菜箸で粉と牛乳を少しずつ混ぜ合わせてから、打ち粉をしたまな板で表面がなめらかになるまでこねる。
更に打ち粉をしながら、3を両手で転がして少しずつ伸ばし、直径3cmの棒状にして16個に切り分ける。
4を手のひらで円盤状につぶして片面にごま油を塗り、油を塗った面にもう一枚のつぶした皮を乗せて軽く押さえつける。さらに、麺棒を使って2枚を重ねたまま、直径16cmの丸型に薄く伸ばす。
フライパンを熱して油をひかずに5を載せ、中火で焼く。途中、上の一枚が膨れて表面に小さな泡が出てきたら、裏返して、熱いうちに2枚に剥がす。皮を焼き終えたら、皿に載せ、アルミ箔をかけて保温しておく。
黄ニラは3cmの長さに切る。卵は割りほぐす。フライパンにサラダ油を熱し、もやし・黄ニラの順に炒め、溶き卵を加えて炒める。塩・こしょうで調味して皿に盛る。
6の皮に、2や7の具を載せ、1の甘みそ・千切り野菜(ねぎ・にんじん)・香菜・練辛子を巻いていただく。
皮(餅)は長く焼くと堅くなってしまうので中火でさっと焼き上げるのがコツです。合鴨の代わりに、鶏もも肉を使っても良いでしょう。 この餅に巻くおかずは他に、蟹と卵・豚肉・鶏ささみ・ピーマンなどの炒め物が合います。