ミモザは黄色い、春を告げる花です。ミモザケーキは黄色くふわふわしたその花をイメージしたものです。 3月8日はイタリアでは「フェスタ・デラ・ドンナ=女性の日」という日で、男性が日ごろの感謝を込めて女性にミモザの花を贈る習慣があり、この日は「ミモザの日」とも呼ばれ、街中にミモザの花が溢れます。
スポンジ生地
ピスタチオのカスタードクリーム
ホイップクリーム
スポンジ生地を作る。 オーブンを180度に温める。型の底と内側にベーキングシートを敷く。
ボウルに卵を溶きほぐしてグラニュー糖を加え、湯煎にかけながら撹拌し、卵液が人肌くらいに温まったら湯煎からはずし、さらに泡立てる。 全体が白っぽく、もったりとして、泡だて器ですくうとリボン状にたれるようになるまで、根気よく泡立てる。ふるった薄力粉をさっくりと混ぜ、生地につやが出たら、溶かしバターを入れ手早く混ぜる。
2を型に流し入れ、170~180℃のオーブンで30分焼く。焼き上がったら、型から出して紙を取って冷ます。
カスタードクリームを作る。 鍋に牛乳・バニラビーンズを入れ、沸騰直前まで温める。
ボウルに卵黄をほぐし、グラニュー糖を加えて泡立て器で白っぽくなるまですり混ぜ、薄力粉を入れて更に混ぜて、4を2回に分けて入れ、そのつどよく混ぜる。
5をこしながら鍋に入れ中火にかけ、混ぜながら煮立てた後、火を止め、バター・ピスタチオペーストを加えて混ぜ合わせ、バットに移し、ぴったりとラップをして、冷蔵庫で30分冷ます。
オレンジは皮をむき、小房に分ける。
ホイップクリームを作る。生クリームにグラニュー糖を入れボウルを氷水で冷やしながら、8分立てにする。
3の縁を2cmほど残して、くり抜く。くり抜いた中身のスポンジケーキは、フードプロセッサー又はおろし金で細かくしてケーキクラムを作る。
ボウルに6を入れ、8のホイップクリームの1/4量と混ぜ合わせる。
9のくり抜いたケースに10とオレンジを入れて蓋をし、残りのホイップクリームを周りにぬる。そこに、細かくした9のケーキクラムをまぶしつける。
STEP 2でスポンジ生地を焼く際は、2本の指で中央を軽く押して戻ってくる弾力が焼き上がりの目安です。STEP 6で使用するカスタードクリームのバターは、溶けたものを使うと分離しやすいので、冷やしたものを使いましょう。ピスタチオペーストの代わりにヘーゼルナッツのペーストを使ったり、ペーストを入れずにプレーンなカスタード味に仕上げても良いでしょう。