新鮮な生乳のおいしさ、そのまま

明治おい新聞

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取材の経緯

㈱明治が製造・販売を行う『明治おいしい牛乳』。
その名前から味に対する企業の強気な姿勢が窺える。「おいしい」と名の付く商品は世に多く存在するが、生活者にどう届いているのか。おいしい記者は6月、明治おいしい牛乳についての取材をSNS[X(旧Twitter)]で行った。そこに寄せられた一万五千件の声から、紐解いていく。

01 「明治おいしい牛乳を飲みたい」99% 取材で集まった 一万五千件の率直な声

好き嫌いに敏感な子どもたちや、新鮮な生乳の味を知る酪農家たちは、牛乳のおいしさに正直だ。取材では、こうした人々からも声が寄せられたが、好意的な意見がほとんどだ。なかには、孫が明治おいしい牛乳がお気に入りで決まって買い物かごに入れてしまうという微笑ましいエピソードも見受けられた(枠外投稿コメント参照)。

おいしさにまっすぐな取り組みが牛乳の苦手意識を変えた
幼い頃を思い返すと、小学校の給食でおかわりの牛乳を求めてジャンケンの常連だったような牛乳好きがいた一方で、どうしても牛乳が苦手な子どもたちもいた。実は、そうした思い出を持つ大人が牛乳嫌いを克服するのに、明治おいしい牛乳がきっかけになるかもしれない。牛乳独特のにおいやクセを抑え、文字通りおいしく飲まれることを目指して開発されているためだ。実際、6月の取材で寄せられた声には、「牛乳の甘味、旨味が分かるようになった」というエピソードが見られたほか、「本商品をまた飲みたいか、もしくはこれから飲んでみたいか。」という質問には99%の人々が「はい」と答えている(下図)。
「明治おいしい牛乳をまた飲みたいか、
もしくはこれから飲んでみたいか。」への回答
円グラフ

明治おいしい牛乳公式X(旧Twitter)アカウント#おいしい記者がTwitterで取材中キャンペーン(調査年:2023年6月1日〜2023年6月30日で実施。期間中、15,730人が参加した)

実際に寄せられた声

  • 実際に寄せられた声1

    牛乳は小学生の頃から独特の香りや味が苦手でしたが、明治おいしい牛乳を飲んで、甘味、旨みがわかるようになって飲めるようになりました!後味がすっきりで、今ではゴクゴク飲んでます!

  • 実際に寄せられた声2

    孫が、牛乳売り場に行くと迷わず「明治おいしい牛乳」をかごに入れます。

  • 実際に寄せられた声3

    実家が酪農家だったのですが、子どものころ飲んだ懐かしい味に近い気がします。キャップでふたができるのも清潔で好きです。

02 明治おいしい牛乳「おいしさ」の裏側

明治おいしい牛乳の特徴である飲みやすさは、牛乳嫌いの方が感じる独特のにおいやクセを抑え、風味を向上させる取り組みによって生まれている。近年でも特許取得の製法だけでなく容器にも新たな工夫が施され、生乳本来のおいしさを届けるための企業努力が続く。

  1. 01 クセの原因は加熱殺菌時の酸化
    牛乳嫌いの理由としてあげられる独特の「におい」や「クセ」。これらが生まれる要因の一つとして加熱殺菌の工程が挙げられる。牛乳の製造には牛から搾った生乳の加熱殺菌が義務付けられているが、加熱時に生乳に含まれる酸素が成分を酸化させてしまう。このとき生まれる「酸化臭」が、「におい」や「クセ」を感じさせる要因になる。
    加熱臭・酸化臭

    酸素が乳成分の酸化を
    引き起こす仕組み。

  2. 02 勝負は加熱前ナチュラルテイスト製法
    1980年代後半、牛乳のクセが加熱殺菌時の「生乳の酸化」によって生まれることを発見した㈱明治の研究開発チームは、加熱前に生乳に含まれる酸素量を減らすナチュラルテイスト製法を開発(下図参照)。そして開発スタートから13年が経った2002年、明治おいしい牛乳として全国発売された。現在では、生乳が工場に運ばれるとすぐに溶存酸素を追い出す処理がほどこされ、酸素量を低い状態でコントロール。さらに、加熱殺菌前にも酸素を減らし、最終的に酸素量を1/5程度に低減している。また、牛乳を容器に充てんする際も、できるだけ酸素に触れないよういっぱいまで牛乳を入れる「満量充てん」も同商品のこだわりだという。
    • 満量充てんのイメージ

      容器内での酸化を防ぐ満量充てん。

    • 酸素を取り除くイメージ

      酸素を取り除くことで乳成分の酸化を防ぎ生乳本来のおいしさを保つ。

  3. 03 取り組みは“飲みきるまで”
    ㈱明治の取り組みは製法や充てん方法に留まらない。購入後、各家庭で飲み切るまでのあいだにも牛乳の風味変化は進む。冷蔵庫内での酸化や、牛乳が光にあたることで起こる通称「光劣化」の風味変化に対抗すべく、従来使用していたパッケージを改良、遮光性を向上させた。
    原紙とクレイコートで遮光性アップ

    従来の屋根型形状の容器より原紙を厚くし、光を通しにくいクレイコートでコーティングしている。

03 みんなからの!牛乳で「ホッ」とエピソード

  • icon-01

    牛乳好きな息子から「家でも飲みたい」と言われ明治おいしい牛乳を購入。息子と一緒に飲んでみたところ、小学校からずっと苦手だった牛乳が飲めるようになりました。いい大人になってから飲めるようになった喜びは、我が家の思い出になっています。

  • icon-02

    もともと牛乳が苦手だったのですが、仕事で落ち込んでいたとき、会社の先輩が「ホットミルクでチョコを溶かして飲むとホッとするよ」と声をかけてくれました。そのホットミルクはとってもおいしく、私の中で落ち込んだときの必須アイテムになりました!

  • icon-03

    娘がひらがなを覚えたての3歳頃のこと、お店で明治おいしい牛乳を見た時に「『お・い・し・い』って書いてあるよ」と嬉しそうに読んでいたこと。

仰天!? 牛乳でアレンジレシピ

取材で集まったのは、おいしさへの声だけではない。今回、明治おいしい牛乳を使って作る「その手があったか!」な仰天レシピも多数寄せられた 。今回ご紹介するのは、その中でもごくごく一部のレシピである 。なお、
アレンジは自己責任で…。

  • レシピ画像
    ミルクお味噌汁
    お味噌汁に牛乳を少量加えることで、コクが出ておいしいとの声が多数寄せられた。
  • レシピ画像
    ウーロンミルクティー
    少量の水で濃いめにウーロン茶をつくり、牛乳を加えて電子レンジで温める。
    いつものお茶・牛乳のマンネリに。 ホチキス留めのティーバッグの場合は、電子レンジご使用の前にホチキスをお外しください。

編集後記

おいしいは、正直だ。

私たちが牛乳を飲んで感じるのは、おいしいか、おいしくないか。そこに理屈はない。
おいしさへの、純粋な感情だ。私は、そのまっすぐな感じ方こそ大切にしたいと思う。
風呂上り、リラックスタイム、家族とともに。一杯一杯を全身で楽しむ混じりけのない瞬間。そんな幸福感に味をしめ、今日も明治おいしい牛乳を飲む。

OISHII おいしい記者 REPORTER
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