Episode 04
- 長谷川
-
こんにちは!
「明治おいしい牛乳のおいしさを最大限に引き出す専用グラス」の開発を任された、
株式会社 明治の長谷川です!
1日も早く、明治おいしい牛乳専用グラスと幸せを皆様にお届けできる日を夢見て、
開発レポートも早4回目……。伝統工芸品「江戸硝子」で有名な、田島硝子 株式会社さん
のご協力を得てプロトタイプが完成。
今回ついに、待ちに待った商品開発研究所での最終チェック。
ということで、早速ミルクマイスター®︎高砂さんの事務所へ行ってきました!
500種類以上を飲んできた味覚が選んだグラスとは !?
(手にサンプルグラスを持ち眺めるミルクマイスター®︎高砂)
- 長谷川
-
高砂さん、6つのプロトタイプから、商品開発研究所に
持ち込むものが絞れたそうですね!
- 高砂
-
絞りに絞り……、いや、悩みに悩みましたよ。だって……。
- 長谷川
-
だって......?
- 高砂
-
だって、明治「おいしい」牛乳だから。
根本的に、すごくおいしいから…..。
- 長谷川
-
嬉しい悩み、ということで良いですかね(笑)。
どうもありがとうございます!
- 高砂
-
長谷川さん。厚みやフォルム、さまざまな切り口から選び抜いた2つです。
どちらもそれぞれ、甲乙つけがたい個性派です。
ほら。
- 長谷川
-
おお!そのうちの1つですね。選ばれし輝き。美しい……。
- 高砂
-
長谷川さん、このグラスの先に、見えますか?
- 長谷川
-
はい、高砂さんの事務所のおびただしい数の、
ある種狂気に満ちた牛乳パックの山が……。
- 高砂
-
それに加えて〜!?
- 長谷川
-
あ、はい! このグラスを待つみなさんの幸せな笑顔が!
ありありと見えるようです!!
- 高砂
-
その通り! 早くこの幸せを世界中に!
- 長谷川
-
いやその前に!! 商品開発研究所です!!
- 高砂
-
おっと!! 牛乳好きに焦りは禁物でした。
私の感覚だけでは決めきれなかった魅力をチェックしていただくための
「商品開発研究所」でしたね。
- 長谷川
-
早る気持ちは一緒ですよ(笑)。では、厳選した
タイプB「最大限に香りを引き出す口広グラス」と、
タイプC「口当たりの良さをより感じさせるラウンドグラス」
を携えて、お墨付きをもらいに、商品開発研究所のある八王子へと
向かいましょう!
いざ!商品開発研究所へ!
- 長谷川
-
今日はお世話になります!
明治おいしい牛乳 専用グラスの最終チェックについて、
ご快諾いただき改めてありがとうございます。
- 研究員①
-
いえいえ、楽しみにしていましたよ。
- 研究員②
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よく来てくださいました。
- 高砂
-
はじめまして、ミルクマイスター®︎高砂と申します。
- 研究員①
-
お噂は伺っております。牛乳の映画や牛乳グッズ専門店、牛乳のアートイベントなど……
- 研究員②
-
手法を問わず、幅広く牛乳の魅力を発信されている高砂さんですね!
- 研究員③
-
テレビも拝見しました。お会いできて嬉しいです。
- 高砂
-
こちらこそお会いできて光栄です。
ただ、今回のお願いあたって、みなさんに一つ言っておかなければ
いけないことがあります。
- 長谷川研究員一同
-
えっ?
(イベントや、テレビ出演の告知かな…… )
- 高砂
-
これまでの活動はすべて、この明治おいしい牛乳 専用グラスを
作るための布石だった。今なら、胸を張ってそう言えます!
- 長谷川
-
驚かせないでくださいよ! でもそれくらい、渾身の作ってことですよね!!
- 高砂
-
ですので、何卒……。(ペコリ)
- 長谷川
-
何卒……。 (ペコリ)
- 研究員①
-
頭を上げてください(笑)!
そこまで言っていただけると、改めてやりがいを感じます。
明治商品開発研究所の名にかけて、精一杯チェックさせていただきます!
- 長谷川
-
名にかけて……! プライドを感じます。
では、みなさんのご紹介をお願いします。
- 研究員①
-
はい。私たち商品開発研究所は「食と健康」のプロフェッショナルとして、
お客さま一人ひとりのおいしくて健やかな日々の生活に貢献
したいと常日頃考えています。
- 長谷川
-
「食と健康」のプロフェッショナルと、「牛乳愛」のプロフェッショナル。
まさに歴史が動くプロジェクトの交差する点に立ち会っているわけですね……。
- 高砂
-
長谷川さん、何をブツブツ言ってるんですか?
- 長谷川
-
(口に出ちゃってた!)
あ、すみませんつい。では、その明治おいしい牛乳のおいしさを最大限引き出す専用グラスを
創り上げましょう!
ついに!判決の時。
(市販品のグラスとサンプルグラスを2つ並べ、明治おいしい牛乳を注ぐ)
- 高砂
-
こちらがプロトタイプ、6種類の中から、悩みぬいた結果、絞った2つです。
- 研究員③
-
おお、どちらも美しい……。
- 長谷川
-
江戸時代から受け継がれる「江戸硝子」という 伝統工芸を継いでいる
「田島硝子」さんで作っていただいたんですよ。
型吹きガラスという昔ながらの手作業です。
- 研究員②
-
おいしさにどんな影響を与えるのか、実に興味深い……。
- 高砂
-
はい、これは
タイプA「飲みやすさと持ちやすさを両立させたストレートタイプ」
タイプB「最大限に香りを引き出す口広グラス」
タイプC「口当たりの良さをより感じさせるラウンドグラス」
の3タイプ、明治おいしい牛乳の良さである4つの要素を引き出す形状でありつつも、そこからさらにA〜C TYPEそれぞれ形状に特徴を出し、それぞれ厚いもの、薄いもので作った6つのうち、BとCの2つです。
ポイントはやはり、香り、口当たりの良さを際立たせた点、ですね。
- 研究員①
-
なるほど。今のお話を聞いているだけで、責任感に加え、
ワクワク感も高まってきましたよ。
- 高砂
-
やはり明治おいしい牛乳 専用グラスのポイントは
とにかく。
「明治おいしい牛乳」の「おいしい」を太字にするようなイメージです。
「おいしい!」こんな感じですね。
- 研究員③
-
まさに
デザイナーさんらしいご意見です。
- 高砂
-
はい。
そして今回、こんな評価基準でいこうと思います。
私がプロトタイプを作った時に実行した評価方法と同じ、
さわやかな香り、口当たり(舌触り)、のど越し(飲み心地)、後味の良さ。
それらを、それぞれ5段階で評価いただきたいと思います。
- 長谷川
-
承知しました。
では、市販の一般的なグラスと、悩みぬいた上、選ばれし2つのグラス、
どの「おいしいさ」が際立つか、飲み比べていただけますか……?
- 研究員一同
-
分かりました。
- 長谷川高砂
-
では、注ぎますね。よろしくお願いします……!
太鼓判、いただきました!
(研究員様がサンプルグラスで明治おいしい牛乳を飲んでいる )
- 研究員一同
-
ごくっ、ごくっ、ごくっ......。
- 長谷川高砂
-
(ごくっ……!)
- 長谷川
-
どれが明治おいしい牛乳らしい味わいを引き出してるか、
一般的なグラスで飲むよりもおいしく感じますか…?
- 研究員①
-
これは……。
- 研究員②
-
これは……。
- 高砂
-
みなさん、お悩みのようですかね……?
- 研究員③
-
はい。いずれも一般的なグラスより「おいしい」ことは確かなのですが、甲乙つけがたいというか……。
- 研究員②
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Cは、すっぽりと鼻が入るから、確かに香り高く感じますね。
- 研究員①
-
対するBも、香りも良いですし、口にフィットするから口あたりも良いですね。後味のスッキリ感も違います。形状から、本来の目的である「デイリーユース」には、より向いているのではないでしょうか?
- 研究員③
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ですね。
ただ、さらに良くするためには、ワンサイズ小さくしてみると良い気もします。手の小さい女性や、お子さんにも、「明治おいしい牛乳」を、より親しんでもらえると思いますし!
- 長谷川
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まさにユニバーサル!
と、なると「B」を一回り小さく、という総意で、よろしいでしょうか……??
- 研究員一同
-
ですね!
- 長谷川高砂
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やった!!
- 長谷川
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では、早速サイズを最終調整し、詰めていく段取りを手配しますね!!
- 研究員①
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明治おいしい牛乳が、喜んでいますね……。
- 研究員②
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グラスにより、20年分の苦労が報われた喜びも……。
- 研究員③
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それをセットで、みなさんにお届けできる喜び……。
- 研究員①
-
さすが、幸せな体験を提供するために作られた、専用グラスだけありますね。我々研究員一同まで、幸せな気分になりました。これは太鼓判を押しますよ!!
- 長谷川高砂
-
ありがとうございます!!
- 長谷川
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いよいよ完成まであと少しですね!
それでは私は上司の櫻井さんに速報を!
- 高砂
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はい!私も田嶌さんにお礼の電話を!
(プルルルル……)
まとめ&次回予告
ついに研究所から、太鼓判をもらった
「明治おいしい牛乳のおいしさを最大限に引き出す専用グラス」。
早くみなさんにお届けしたい気持ちを抑えつつ、まずは上司の櫻井にお披露目をすることに。
しかし!良いグラスを作ることに集中するあまり、「大事なこと」を忘れていた!!
どうする長谷川、ミルクマイスター®︎!
次回最終回、無事みなさんに、グラスと幸せをお届けすることができるのか……!?