Episode 01
- 長谷川
-
こんにちは!株式会社 明治の長谷川と申します。
突然ですが、明治おいしい牛乳って……おいしいですよね!?
自画自賛で恐縮なのですが、僕、心の底からおいしいと思っているんです。
今年で20周年を迎える明治おいしい牛乳。
好きなものを担当できていることに日々幸せを感じています。
冷たいままでも、温めても、幸せな気持ちにさせてくれる牛乳……。
そんな牛乳愛溢れる僕に、ある日突然の指令が!
憧れの上司からの突然の一言で始まった、20周年の一大プロジェクトを、
これからご紹介していきたいと思います!
上司から突然の指令
- 櫻井
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突然だけどさ。こんな世の中だからこそ、
我々が、もっとできることってなんだろうな?
- 長谷川
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どうしたんですか、急に!
確かに色々と大変なご時世だとは思いますが……。
- 櫻井
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どんな世の中であれ、「おいしさ・楽しさ」の世界を拡げ、
「健康・安心」への期待に応えてゆくこと。それが我々の使命だろう?
だから今こそ、明治おいしい牛乳の「おいしさ・楽しさ」の可能性を、
もっと拡げるべきなんじゃないのか!?
- 長谷川
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(熱い人だとは思っていたけれど…….)
確かに!明治おいしい牛乳は、
おいしさと楽しさをもっと拡げていけると思います!
- 櫻井
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だよな!? おいしい、楽しいといえば長谷川君も運動部だったからわかると思う。
あの昼練前に飲んだ牛乳。
部活後の銭湯で飲んだ牛乳。席替えで初恋のあの子と隣になって、
照れ隠しに一気飲みした給食の牛……
- 長谷川
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(長くなりそうだ…….)
ですよね! ゴクゴクと飲んだ時の、あの爽快感と多幸感!
当たり前のように食卓にあって、普段は意識しないけど、こういう
日常のものが美味しいって、ふと幸せを感じるんですよね〜不思議と。
だから、牛乳は僕にとって、幸せな体験と直結している飲み物です。
- 櫻井
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そうだろ! だからこそ、日々の一杯を、
もっともっとおいしく楽しい、幸せな体験にできないか!?
例えば、明治おいしい牛乳のおいしさを最大限引き出す
専用グラスをつくるとか。任せていいよな?長谷川君に。
- 長谷川
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もちろんです!愛するこの明治おいしい牛乳のおいしさを
さらに引き出して、世の中をもっと幸せにしてみせます!
- 櫻井
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任せたぞ!
グラス開発を進めるうちに たどり着いた不思議な協力者!
二つ返事で引き受けたものの、果たしてグラスで味が変わるものなのか?
疑問に思った僕は、家で、職場で、いくつもの容器を試してみた。すると……
- 長谷川
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驚きました!
グラスによって味って変わるものなんですね。
- 櫻井
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だろう?
お前はお酒を飲まないからちょっと分かりづらいかもしれないけれど、ビールも日本酒もワインも、
それぞれに適したグラスが必ずあるからな。
- 長谷川
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そうですね。飲み口はもちろん、大きさ、種類、形状…….
もあるかな? 検討ポイントはたくさんあるように思います!
- 櫻井
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ふふ、牛の歩みよりはるかに早く、大きな一歩を踏み出したようだな!
- 長谷川
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あったりまえじゃないですか!
私は子どものころから明治おいしい牛乳を飲んで育ってきたんですから!
- 櫻井
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そうだったな!
この熱意ばっかしは俺も負けを認めるよ。
引き続き頑張ってくれるか?
- 長谷川
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はい!
- 長谷川
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ただ、勢いよく返事をしたものの・・・
そもそも牛乳専用グラスなんて世の中に存在するのだろうか?
さっそく「牛乳専用グラス」と検索してみると……!
世界一の牛乳好き!? ヒット!
- 長谷川
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お! 出てきたぞ……。「スペシャリティミルクグラス」!?
なんだこれ!?作者は……ミルクマイスター® 髙砂……?名前に®がついてるし……誰!?
そしてミルク専用の器「ミ器」って……。何!?
急いでリンク先をクリックすると、なにやらポップな世界観のサイトが!
なになに、“飲んだ牛乳は500種類以上。様々なアプローチで牛乳の魅力を発信する牛乳マニア。
世界一牛乳好きなグラフィックデザイナー……” 世界一!? やった! なんか、すごそうだ! 「牛乳関係者の皆様へ」というボタンがあったので関係者の僕は速攻でクリック! そこには“牛乳をもっとポジティブにポップで楽しくしたい”とあるじゃないですか……。 見えた!
一筋の乳白色の光! さっそく連絡をとってみることに。
- 長谷川
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初めまして!株式会社 明治の長谷川と申します。
- 高砂
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こんにちは。ミルクマイスター®髙砂です。
- 長谷川
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(普通にいい人っぽいな)あの、牛乳の映画や、牛乳のアートイベントなど、サイトに載っている情報がとても興味深くて。
できればひとつずつお話を伺いたいところなのですが……実は今回、弊社の明治おいしい牛乳が20周年を迎えるにあたって、専用のグラスを一緒に作りたいと考えておりまして。髙砂さんが以前作られたという牛乳専用グラス「ミ器」についてお話を伺いたいんです。
- 高砂
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なるほど。長谷川さん、サウナはよく行きますか?
- 長谷川
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(突然だな)
え…?あ、ハイ、毎週末の楽しみです!
サウナ後の明治おいしい牛乳は格別です!
- 高砂
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素晴らしいですね!
牛乳は水分と栄養補給、同時に兼ねられますからね。
- 長谷川
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あの、器の話を……。
- 高砂
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焦りは牛乳好きには無縁のはずですよ。
グラスに注がれた牛乳の表面のように、白く穏やかな気持ちが大切です。
- 長谷川
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はあ……。(大丈夫かこの人)
- 高砂
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続けましょう。
サウナやお茶に極めるべき「道」があるように、ミルクにも「ミ道」があるんです。
- 長谷川
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「ミ道」!?
- 高砂
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ストレスの多いこの現代、牛乳すなわちミルクを五感で味わいこころを真っ白にしていただくことを、みんなで嗜むイベント。それがミルク道=「ミ道」です。
そこにはもちろんお作法があります。紙コップで飲む牛乳と、グラスで飲む牛乳。飲み心地がちがうのは想像がつきますよね?
- 長谷川
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奥が、深い……!
- 高砂
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茶道には茶器があるように、ミ道にはミルクのための器がある。
牛乳の味わいをより深めるためだけに、厚み、大きさ、容量を徹底して計算し、設計した牛乳専用のグラス。それが「ミ器」なのです。
- 長谷川
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(この牛乳愛にかけてみるか…!)では、その「ミ器」での知見を活かし、
明治おいしい牛乳専用グラ……
- 高砂
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(かぶせ気味に)やりましょう!!!
次回予告
熱い上司からの指令で、明治おいしい牛乳のおいしさを最大限引き出す専用グラスを作ることになった長谷川社員。
出会ったのは、世界一牛乳を愛するデザイナー、
ミルクマイスター® 髙砂さん! 前のめり過ぎるお返事に圧倒されながらも次回、
以前作ったという牛乳専用グラスの経験もとに、制作の糸口を見出す…!?